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「2回目の教習所」で不安を払拭。「命を預かる」自動車送迎研修

知らない道や不慣れな車両を前にして、ペーパードライバーのスタッフが抱く不安は計り知れません。オンアンドオンは、そうした現場のリアルな恐怖を絶対に放置せず、徹底的な安全運行管理の仕組みを構築しました。

最大5名の命を預かる送迎業務の重圧

福祉の現場に新しく飛び込んでくるスタッフにとって、子どもたちと向き合う療育業務は新鮮な喜びに満ちている一方で、重大な責任を伴う瞬間もあります。その最たる例が、自動車を使用した送迎業務です。学校から事業所へ、そして自宅へと子どもたちを安全に送り届けるこの仕事は、サービスを円滑に展開するための重要な基盤となっています。

しかし、最大5名の子どもたちを一車両に乗せて運転するとなると、その責任の重さは計り知れません。特にペーパードライバーである場合や、都市部の複雑な道路事情に慣れていないスタッフの場合、ハンドルを握ること自体に非常に強い緊張や戸惑いを感じることがあります。

周囲の安全に常に気を配りながら、車内の様子にも意識を向けなければならない高度な視野が求められるため、最初は躊躇してしまうケースも決して珍しくありません。こうした現場のリアルな不安を受け止め、無謀な状態でデビューさせないための組織的なアプローチが不可欠となります。

 

1カ月以上の徹底練習で不安を解消する

運転に対する強い不安や緊張を解消するため、当社では入社後すぐに1人で送迎業務を任せるようなことは絶対にしません。未経験のスタッフであっても段階を踏んで確実な技術を習得できるよう、1カ月以上の徹底した練習期間を設けています。

この研修は、まさに 『2回目の教習所』 と表現できるほど手厚く安全に配慮された内容となっています。具体的には、まずは子どもたちを乗せない状態で実際の送迎ルートを走行する練習からスタートします。その際には必ず、所長やマネージャーといった熟練の先輩職員が助手席に同乗します。

一時停止の遵守や交差点での安全確認など、細かな運転項目を一つひとつ一緒に確認しながら進めていきます。知らない道や使い慣れていない大きな車であっても、隣に頼れる先輩がいてその都度具体的なアドバイスを受けられるため、スタッフは一歩ずつ着実に自信を深めていくことができます。

所長らが細部までチェックする最終テスト

長期間にわたる同乗練習を経て、一定の運転技術が身についたと判断された後も、すぐに1人での運行が許可されるわけではありません。現場デビューを果たす前には、所長やマネージャーが同乗して行う厳格な最終テストを通過する必要があります。

このテストでは、一時停止の確実な実行や歩行者への配慮、適切な速度維持など、具体的なチェックリストに基づいた評価が行われます。ただ目的地に到着すれば良いというわけではなく、車内の子どもたちに不快な揺れを与えない優しいブレーキング、徹底したミラー確認など、プロとしての運行クオリティが細部まで厳しくチェックされます。

この最終テストの仕組みがあるからこそ、スタッフは自己流の危険な運転に陥ることなく、真に安全な運転技術を確立させた状態でデビューすることができます。基準に達するまでは何度でも練習をやり直す仕組みのため、見切り発車のリスクは完全に排除されています。

送迎業務が生む広い視野とプロへの成長

送迎業務を通じて身につく安全運転の技術は、単に車を上手に動かせるようになることにとどまらず、専門性を大きく開花させることにもつながっています。車を運転するなかで周囲の状況を瞬時に察知する 『周りを見る力』 は、そのまま療育の現場において子どもたち全員の動向を見守る 『広い視野』 へと直結していきます。

送迎での運転を経験したことで視野が広くなり、療育室内にいる子どもたち一人ひとりの状態を細やかに見切る力が余計に身についたと実感しているスタッフもいます。知らない道で安全を確保しながら目的地を目指すという経験が、危険予測能力を高めていくのです。

また、送迎を通じて事業所の周辺環境にも深く目が向くようになります。例えば、勤務する拠点の周辺が住宅街に囲まれていて大きな道路に面していない安全な立地であることなど、地域の特性を五感で理解できるようになります。

近くに公園があれば、子どもの人数が少ないときやイベントをおこなうときに、みんなでお散歩をして一緒に歩いていける抜群の環境であることもわかります。送迎という責任ある業務に向き合い続けることが、プロフェッショナルとしても大きく成長させる重要な契機となっています。

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