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あの子の一言で決まった、子どもの人生の一部になる覚悟

〇プロフィール

名前:堤小桜
入社年度:2026年
出身:北海道
出身校:東京福祉専門学校
資格:精神保健福祉士
趣味:アニメ、音楽、映画

専門学校の学生だった頃の私は、自分の進むべき道が見えず激しく葛藤していました。大きな病院への就職を考えていましたが、そこでは患者様と向き合う時間が少なく、知らないうちに退院されたり亡くなったりすることが多い現実に違和感を抱いていたのです 。そんな私の目を覚まさせ、福祉の世界へ引き込んだのは、たった1日の放課後等デイサービスでの実習でした

漢字が苦手な男の子が放った一言の衝撃

実習先の教室で、学習が2、3年遅れていて漢字を書くのが苦手な男の子に出会いました。彼は何度も文字を消しながら、ノートに一生懸命取り組んでいました。そのひたむきな姿を見て、私は胸が熱くなり「苦手なのに頑張ってて偉いね」と声をかけたのです

すると、その子は私をまっすぐ見つめ、素直な声でこう答えました。「大人になったら困るから」。

その瞬間、私の頭を殴られたような強い衝撃が走りました。押し付けられた目標ではなく、その子は自分自身の未来を冷徹に見つめて努力を重ねていたのです。子どもの可能性を大人が勝手に諦めてはいけない、この子たちの未来を一緒に創る分野に進もうと、私の心が完全に決まりました

病院ではなく子どもの人生に伴走する覚悟

学校を卒業した私は、オンアンドオンへの入社を選びました。「喜びを共有し、幸せを分かち合う」という温かい言葉が、看護師の母から教わった「人には優しくしなさい」という教えと重なり、この会社なら「働くことは楽しい」とポジティブな気持ちになれると確信したからです

現在はスタディ柿生に配属され、子どもたちの支援にあたっています 。病院のように通り過ぎていく関係ではなく、私たちは子どもの日々の歩みにどこまでも伴走します。「児童一人ひとりの人生の一部になりたい」という強い覚悟を持って、私は毎日現場に立っています

最初は警戒心や距離感があり、上手く信頼関係を築けるか不安でした 。しかし、諦めずに毎日笑顔で関わりつづけていくうちに、少しずつ変化が現れはじめたのです。最近では、子どもたちが登所してきた瞬間に私を探してくれるようになりました

「今日、小桜先生いるの?」

そう他の職員に聞いてくれたり、前回話した内容の続きを覚えていて話しかけてくれたりします。かつて注意したコミュニケーションが改善され、お友達と楽しそうに過ごせている姿を見るたび、言葉にできないほどの嬉しさが込み上げてきます

家族の葛藤と自身の病から芽生えた使命

私がここまで子どもの可能性を信じ、手助けをしたいと願う背景には、私の父が精神疾患を抱えて精神科病院にお世話になっていた頃の原体験があります。そんな父に対して何もできない自分に歯痒さを感じていました

さらに、身内には他にも発達障害を持った児童がおり、古い時代背景から「親の育て方の問題だ」と非難的な目を向けられていた祖母や、そのことで悩み、葛藤しつづけていた家族の姿を間近で見つめてきました

世の中の同じ状態にある人たちの手助けの一部になりたい、家族が抱える苦しみを少しでも和らげ、療育への正しい理解が得られることで、家族全員がもっと楽になれる環境を作りたい。その強い想いが、私の福祉における確固たるベースになっています

5領域の視点と言語化で支える日々の成長

だからこそ、私は子どもたちの「できないこと」ではなく「どうしたらできるようになるか」をメンバー全員で徹底的に考えます。心理学を学んできた強みを活かし、通常の業務をこなしながら専門支援記録の作成を担当しています

国が定める「5領域」にフォーカスして一歩引いた視点から観察し、小さな変化や特性を捉えて介入やアドバイスを行うアプローチを大切にしています。入社してまだ2か月ですが、この環境には本当に助けられています

病院に就職した友人たちが「先輩から仕事を教えてもらえる時間もなく、仕事をさせてもらえない」と悩むなか、ここでは困ったことがあれば、先輩たちはどれほど忙しくても必ず手を止めて正面から向き合ってくれます

新卒入社2か月の期間は、土日以外の午前中に手厚い新人研修を受けさせてもらいました。また、毎週金曜日には事業所全体で受ける「イノベーション研修」があり、外部講師を招いたビジョントレーニングの講義など、新しいチャレンジや向上心を持ちつづけられる環境が整っています

現在は精神保健福祉士の資格を持っていますが、これだけに甘んじるつもりはありません。支援の質をさらに高めるために、再来年には社会福祉士の資格取得を目指して勉強をはじめています。現場で1年間働けば実習が免除されるため、このチャンスを絶対に活かしたいです

さらにその先には、5年間の実務経験を経て取得できる児童発達支援管理責任者や、子ども向けの音楽療法の資格取得にも挑戦したいと考えています。子どもの可能性は無限です 。私はこれからも、その尊い人生の一部に寄り添い、明るい未来を共に創る手助けを全力でつづけていきます

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