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傍観者から当事者へ。意識で変わった行動と充実

〇プロフィール

名前:大山あんず
入社年度:2023年
出身:神奈川県
出身校:小田原短期大学
資格:保育士、幼稚園教諭二種
趣味:Eスポーツ観戦

小学校高学年のころから、私はずっと子どもに関わる仕事がしたいと思い続けてきました。高校生のときに悲しいニュースを目にしてからは、1人でも多くの子どもの命を救えるような関わりがしたいという想いがさらに強くなったのです。

ハンデを抱える子どもたちが、親が亡くなったあとも自分自身の力で自立して社会生活を送れるようになってほしい。そんな温かい目標に共感して入社した私ですが、最初はただ愚痴を言うだけの未熟な人間でした。今では、自ら改善案を提案し、組織を動かす所長へと変わってこれたような気がします。

変わらない環境へただ不満を募らせた1年目

短大に通っていた学生時代が、ちょうどコロナ禍の流行期と重なってしまいました。大学にはほとんど行けず、毎日オンライン授業ばかりだったため、生活リズムはすっかり乱れてしまいました。

アルバイトのためにようやく起きるような不規則な日々。社会人になってから急に毎日時間通りに出社し続けられるのか、強い不安を抱えるようになり、出社時間が早すぎないところや夜勤のない職場探しも、就活の大事なポイントでした。必死に探すなかで、放課後等デイサービスや児童発達支援という業態を知り、この会社の「10時出社」という勤務形態に強く惹かれて入社を決めました。

最初の配属先は、小さな子どもたちが通う児童発達支援の店舗でした。目の前の子どもたちが本当に可愛くて、毎日夢中で関わっていました。

しかし、仕事の全体像が少しずつ見えてくるようになると、現場のなかで「もっと効率よく、働きやすくできるはずなのに」と思う部分がいくつか出てきたのです。

当時の私は、その課題に対して「なぜ変わらないのかな」とただ不満を募らせるだけでした。周りの環境のせいにして、心の中でそんな愚痴を繰り返していたのです。

自分から何か行動を起こして改善しようとするわけでもなく、ただ「誰かが変えてくれないかな」と待っているだけの、本当に受け身で未熟な1年目でした。周りのせいにしてイライラしてしまうこともありました。

所長への挑戦で当事者意識が芽生えた

そんな私に転機が訪れたのは、入社2年目の秋のことでした。会社から「所長に挑戦してみないか」と声をかけていただいたのです。

それまでは目の前の子どもたちのことだけを考えていればよかったのですが、所長になると店舗単位で売り上げをどう上げていくか、どうすればもっと多くの保護者の方に選んでもらえる場所になるかを本気で考えなければならなくなりました。

社長や役員の方々と直接お話しする機会も格段に増え、「ただ不満を言う立場から、自分がこの店舗の運営を引っ張る当事者になったんだ」という強い自覚が芽生えました。

そのとき、私の頭の使い方は劇的に変わりました。「なぜ変わらないの、と愚痴を言うだけでは何も始まらない。どういう風に改善していけば自分の思っているやり方になるか、まずは改善案を自分なりに見つけよう」と考えるようになったのです。

具体的な解決策をしっかりと組み立ててから、会社へ提案するようにしました。この会社の素晴らしいところは、私のような若手の意見であっても、上の人たちが真剣に耳を傾けてくれる柔軟さがあるところです。

「それ、すごく良い提案だね。すぐに反映してやってみよう」と、会社は私の意見をしっかりと聞いてくれて、良い提案はすぐに反映される環境でした。自分が声をあげたことで、実際に働く環境が良くなり、店舗の仲間たちのためにもなる。その喜びを経験したことで、私はただ文句を言うだけの存在から、自ら動いて環境をより良く変えていく当事者へと完全に脱皮することができたのです。

「店舗のメンバー全員が同じ目標に向かって、必死に考え、共有し合える理想的な現場を作りたい」という想いで、毎日全力で走りつづけました。

あんず先生がいるなら行きたいと言われたあの瞬間

「ここがお子様にとって、もう1つの居場所になるように」と店舗の仲間たちと常に話し合っていました。何かしらのハンデを抱える子どもたちが今後の集団生活のなかでどうしたら過ごしやすくなるか、保護者の方の不安をどうしたらなくせるかを、全員で同じ目標に向かって考えながら日々向き合っていました。

そんななか、私はこれまでの自分の関わりが間違っていなかったと確信できる、最高の瞬間を経験することになります。児童発達支援の店舗にいたとき、あるお子様が卒所することになり、ご両親から涙が出るほど嬉しい言葉をいただいたのです。

「あんず先生がいてくれたから、ここまでこの子が成長できました。本当に会えてよかったです」と感謝されました。私はただただその子のことが大好きで、毎日一生懸命に関わっていただけでした。

しかし保護者の方は、私のその姿勢をしっかりと見ていてくださったのです。「あんず先生がすごく好き好きと言って全力で関わってくれたから、この子が急に変わったように成長したんですよ」と言われたとき、胸が震えるような感動を覚えました。

さらに嬉しかったのは、私が現在のはぴねす宮前という放課後等デイサービスの店舗へ異動することが決まったときのことです。それまで放課後等デイサービスへの移行をまったく考えていなかった保護者の方が、私の異動を知ってこう言ってくださったのです。

「あんず先生がいるなら、そこの店舗に行ってみたいです。ぜひ見学させてください」

子どもたちに関わりつづけ、未来ある子どもたちとともに歩んでいく。そのために私たちが日々積み重ねている丁寧な支援や、保護者の方の不安をなくしたいという強い想いは、しっかりと深い信頼関係として結実していました。

「あんず先生がいるから、新しいところにも行きたい」そう言てもらえたあのときの喜びは、今でも私の大きな原動力になっています。

一般的に働くことは苦しいものと捉えられがちですが、この会社は働く側もプライベートと仕事を両立して充実できるように本気で考えてくれています。髪色も自由にさせてもらっていて、自分らしさを大切にしながら働ける環境が本当にありがたいです。

「あんず先生がいるから安心できる」そうこれからも言っていただけるように、現状に満足せず、より良い環境を目指して主体的に提案し、チャレンジしつづけていきます。

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