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「自分じゃなくてもいい」を捨てた私の覚悟

〇プロフィール

名前:大石雄生
入社年度:2024年
出身:東京都
出身校:駿河台大学
資格:児童指導員
趣味:推し活、バレーボール、ドライブ

今でこそ、私はスタッフという地位から主任や副所長、さらには所長への推薦の話を上層部からいただけるまでになりました。しかし、かつては「責任を持つのが怖い」と怯え、指示を待つだけの本当に引っ込み思案で受け身な人間だったのです。

失敗を恐れて誰かの後ろに隠れていた日々

大学では心理学を学んできましたが、実際の療育の現場は初めてのことばかりでした。正しい対応方法はお子様の数だけあり、自分の未熟さに直面しては難しさを感じる毎日だったのです。

「自分のような人間に、本当に『先生』と呼ばれるような責任のある仕事ができるのだろうか」と、心の中でずっと心配と抵抗感を抱いていました。失敗するのが極めて怖くて、自分から動くよりも指示を待っているほうが楽だと言い訳をしていたのです。

「何か問題が起きても、自分じゃなくてもいいや。優秀な先輩たちがいるんだから」と、どこかで責任から逃げていました。先輩たちが動く姿を見ながら、ただ言われたことだけをこなす安全な場所に引きこもり、一歩引いた存在のままでした。

1年目の3月に突きつけられた覚悟の瞬間

そんな私の甘えをすべて吹き飛ばす、大きな転機が訪れたのは入社1年目の3月のときでした。2年目になる直前のタイミングで、店舗の所長が変わることになったのです。頼れる上司の指示に頼る環境は、一瞬にして消え去りました。

「このまま誰かの指示を待つ受け身でいたら、絶対にこの店舗は回らなくなる。もう先輩の後ろに隠れることは許されない、私が動かなきゃいけないんだ 」と、これまでにない激しい危機感に襲われました。私はそのとき、強く腹をくくりました。

ただ指示を待つ自分を捨て、自分で店舗にいる職員に指示を出したり、お子様が危ないことをしないか視野を広げて現場を見渡したりする自発的な動きを必死に続けました。その必死な姿勢が、私の眠っていた力を引っ張り出してくれたのです。

甘えを捨てた私を見つめてくれた小さな瞳

当事者意識を持って現場を動かすようになると、正解がなくて難しいと思っていた仕事が、最高に嬉しい瞬間に変わっていきました。「人の成長をこんなに間近で見られる現場は、なんて楽しいんだろう」と、心の底から面白さが爆発したのです。

周囲の職員からも「大石さんが一番伸びた」と言われるほどの急成長を遂げ、私の中にプロとしての哲学が生まれました。ただ優しく甘えさせるのではなく、靴履きや着替えなど、難しいことでもまずは自分でやってもらう療育の関わり方です。

自分でできないときは、自分から手伝ってほしいというアクションを促す。そのこだわりを徹底する一方で、私の中性的な柔らかい雰囲気も強みになりました。他の男性スタッフだと泣き出す1歳半の女の子が、私にだけは初回から泣かずに心を開いてくれたのです。

全力で向き合う時間

はぴねす烏山から児童発達支援のTODAY is New Life烏山へ異動が決まり、お別れの挨拶をしたときのことです。あるお子様から、一生懸命に書かれた一通のお手紙をいただきました。

その文字を見たとき、胸が熱くなってすべての苦労が吹き飛ぶような大きな喜びを感じました。恐れずに受け身を捨てて、目の前の子どもたちと全力で向き合ってきた時間は、しっかりと伝わっていたのだと確信できた瞬間でした。

入社から2年2か月が経ちました。あのとき「自分がやらなきゃいけない」という環境に身を置いたからこそ、私はここまで自発的な力を育てることができたのです。これからも、子どもの成長に関わるやりがいを胸に、全力で挑戦を続けていきます。

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